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【和歌山みかん辞典】和歌山みかん(有田みかん)について

和歌山みかん辞典

和歌山みかん(有田みかん)

▲和歌山・有田地方のみかん畑

和歌山県は日本一の蜜柑(みかん)の産地で、その中でも特に有田地方では昔からみかん栽培が盛んでした。有田みかん(ありだみかん)は、日本一のみかんの産地である紀州・和歌山を代表する高級みかんブランドとして、百貨店や高級フルーツ店に並びます。有田みかんの中でも「田村みかん」「新堂みかん」など、より細かな生産地域別のブランドなどもあるんです。

みかんは出荷時期により極早生(ごくわせ)みかん・早生(わせ)みかん・中生(なかて)みかん・晩生(おくて)みかんに大別されます。(中生みかんと晩生みかんをまとめて「普通みかん」と呼ぶ場合もあります。)

▲11月頃の有田みかん
毎年9月頃になると果皮が徐々に色付きはじめ、緑色→オレンジ色に変ってゆきます。収穫の一番早い極早生みかんは、まだ果皮の緑色が抜けきらないうちに収穫→出荷されます。一見「食べられるの?」と思うほどの色なのですが、中身はみかんそのもので、一般的にみなさんが「みかん」と呼んでいる早生〜晩生みかんに比べると酸味が若干強くスッキリした味が特徴です。

11月頃になると早生みかんの時期となり、有田みかんの農家の方々はこの頃から本格的に忙しくなってきます。

12月に入ると普通みかん(中生みかん・晩生みかん)の出荷がはじまり、この時期が有田地方では一年で一番忙しい時期です。みかんの出荷は1月中頃まで続きます。

みかんの一年(カレンダー)

3〜5月 発芽→開花→結実
みかん農家は春が来る前に剪定作業を行います。これをやっておかないとたくさん実が出来過ぎて、みかんの木自体が弱ってしまったり、出荷レベルに満たない実が増えるのでとても大事な作業なんです。春になるとみかんの木は発芽し、5月頃になると白くて綺麗なみかんの花が咲きます。その後、小さな実(みかんの赤ちゃん)が生るわけです。
6〜9月 成長期→摘果作業
暖かな日差しを浴びて、みかんの実はどんどん大きくなってゆきます。でも、みかんの木にとって実がなりすぎると大きな負担となるため、みかん農家の方々は炎天下の中、小さな実やキズのある実を間引いてゆきます。これを摘果作業と言います。
10〜12月 収穫→出荷
夏が終わる頃、みどり色だったみかんの実も徐々にオレンジ色に色付きはじめ、秋には極早生みかんが出荷されます。その後、早生みかん→普通みかん(中生みかん・晩生みかん)という順に収穫→出荷されてゆきます。12月頃がピークで、出荷は1月中旬頃まで続きます。
1〜2月 シーズンオフ
年が明けてしばらくすると、みかんのシーズンは遂に終わりをむかえます。でも、みかん農家の方々は休むわけにはいきません。春になるまでに土を改良したり、次の秋〜冬にまた立派なみかんが出来るように剪定をおこなうわけです。
みかん農家の方々はみかんだけではなくその他の柑橘類も同時に栽培しているところが多く、みかんの休眠期である2月以降から夏にかけて、デコポンや清見(きよみ)オレンジといった様々な柑橘類が出てきます。
  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
極早生みかん           10月上旬〜11月上旬      
早生みかん             11月中旬〜12月下旬    
普通みかん(中生・晩生みかん)               12月上旬〜1月下旬  
伊予柑     1月下旬〜2月中旬            
ポンカン     1月下旬〜2月上旬            
はるみ     1月中旬〜2月中旬            
デコポン       2月中旬〜3月下旬          
三宝柑(さんぼうかん)         3月中旬〜4月上旬        
清見(きよみ)オレンジ           3月中旬〜5月中旬      
さつき八朔(はっさく)         3月下旬〜4月下旬        
南津海(なつみ)みかん         4月上旬〜4月下旬        
サンフルーツ(田の浦オレンジ)           4月中旬〜5月上旬      
甘夏(あまなつ)           4月中旬〜5月下旬      
セミノールオレンジ           4月中旬〜4月下旬      
バレンシアオレンジ     7月上旬〜8月上旬            

フルーツ王国・和歌山

和歌山はその温暖な気候と風土で、みかんだけでなく様々なフルーツが栽培されているんです。特に梅やの生産量は日本一で、桃なども全国的に有名です。
下記の表以外にも和歌山では「マンゴー」「巨峰(ブドウ)」「ゆず」「ブルーベリー」「いちご」などもつくられているんですよ。
  国内生産量 全国シェア 紀州食彩工房での取扱い
みかん 1 位 約20% 賢みかんゆら早生みかん有田みかん山下紅みかん宮川早生みかん
1 位 約60% 紀州南高梅の青梅(梅酒・梅ジャム用)
1 位 約20% たねなし柿紀の川柿富有柿
4 位 約10% あら川の桃(日川白鳳白鳳清水白桃)
すもも 2 位 約20%  
びわ 6 位 約10%  
キウイフルーツ 3 位 約10%  
じゃばら 1 位 約100%  
八朔(はっさく) 1 位 約60% さつき八朔(はっさく)
ネーブルオレンジ 2 位 約20%  
三宝柑(さんぼうかん) 1 位 約90% 三宝柑(さんぼうかん)

ショッピング(有田みかんなど和歌山のフルーツ)

紀州食彩工房では、有田みかんや紀州・和歌山の旬のフルーツをたくさん取り揃えております。生産農家から産地直送で皆様のご家庭にお届けしています。







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